ここ数日精神的にも身体的にも具合を悪くする“病み期”に入っていました。
丁度2年スパンで来るので、これも何かの生理現象なのでしょう。
いかにも女々しい…。
アカデミックな話はそんなに苦手じゃなかったと思います。
眠くならない程度にであれば。
IF賞並びに各国様々な賞を受賞し、様々な領域に及ぶデザインを示してきた、川崎和男さんの特別講義を聴講しました。
クリアな頭で聞けば、決して難しくはない内容。
むしろ、まさにその通りだなと僕は思いました。
美的感覚だけでないロジカルな部分をどうしても軽んじてしまいがちな現場にいる中で、別アングルからの視点を複合させるかたちでのハッとさせるコメントは、“良いものを見る”だけでなく、“もっと考えて経験しろ”ということかなと自己流ながらに咀嚼していたり。
少しブラックな内容もはさんで来る、川崎和男スタイルは健在。
良い経験をさせて頂きました。
(Dior Fall 2011)
最近、髭を伸ばしてみたりしてました。
大人になってみようかなと、背伸びしてみようかなと思ってのことだったのですが、ベースが老け気味だったこともあり、周囲の人間はおっさんがよりおっさんとなったという程度の処理でした。
何故そんなことをしようと思い立ったかというと、ここ最近のストレスがあったからでした。
輪郭をハッキリさせていく自分の中のディレンマと、信頼していた人間へ募る不信感。
でも何か一つにだけ固執し、一辺倒に生きていくには、世の中の進む速度はあまりにも速いうえ、一日は理解できないほどに短い。
受け流すタフさがなければ、上手く生きてはいけません。
大人は狡い生き物です。
しかし狡くなければ、大切なものを取りこぼすのかなと・・・悲しいかな・・・。
肩の力を抜いてもう少しラフに物事見ないと、と思ったわけです。
なんだかな…。
ご年配の方々は、僕らの世代に対してこんなことをよく言います。
「君たちは、日本の悪い時代を過ごしてしまっている。」と。
でも、今年もボジョーレーヌーヴォーは美味しかったし、ノヴェッロも沢山飲めました。
悪くないなと思っています。
悪くはないな、と。
でも、もっと良ければとも思います。
これをきっと幸せボケと言うんでしょうね。
まぁ、頑張りますけど。
END...
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