2011年9月26日月曜日

25 SEP ’11









机に座って作業していると、
たまに、とてつもない虚無感に襲われることがあります。

大人になってまで、僕は日がな一日何をやっているんだと…。

電車に乗って大学に行き、
絵を描き、未来に対する妄想を繰り返します。

江戸時代ならもう人を斬っていたかもしれません。
戦時中なら赴いていたやもしれない。
そんな歳して、僕はまるで何の役にも立っていない、只の役立たずだなと、
ふとよぎることがあるのです。

いつか社会を変えうるかもねという、不確かな可能性だけを狂信して。


・・・・・・・・・


例えいつか大物になっても、デザインからは45歳で脚を洗いたいと思っていました。
30までにはディレクターとなり世間を席巻することを前提として。

そして、
45歳の時にはバリバリのエアレースのパイロットとして飛翔し、
競技中の墜落事故で死去。
御年52。

人生、去り際引き際共に肝心ですからね。
誰にも迷惑をかけず、スパッと爽快に死ねて、思い通りに生きていけたなら、
人生50年と少しでも、僕は何ら未練なく灰を海にまいていただけます。


・・・・・・・・・

しかし

我が儘、排他的、自分勝手。
少しそんな風でありすぎたかなと、反省することがありまして…。

帰り道にまたぼんやりと妄想を膨らませつつ、電車から玉川を眺めていました。
楽しいですね、妄想は。


(以下妄想)

“  30までに子供をもてたらいい。
子供が自立したら、
西洋風な吹き抜けのある民家(世田谷区?)を改築して、夫婦でひっそりと子供向けの絵画教室をやりたいなと。
美術予備校なんかじゃなく、自由に描いたり作らせたり。
好きなことを好きなだけさせる。
月謝は5千円。
少し高いかな…。  ”





少し優しくなれはじめたのかもしれません。









END ...

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